BITCOIN(ビットコイン)<$BTC>

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Bitcoinに関する情報
シンボル BTC 正式名称 Bitcoin
カテゴリ 暗号通貨 対応取引所数 431
現在価格 987,198円 ($9,242) 取引量(24h) 1,844,556,288,604円 ($17,268,377,586)
最大発行枚数 21,000,000枚 循環流通枚数 18,433,650枚
時価総額 18,197,677,084,505円 ($170,363,117,149) 還元方式
暗号方式 SHA256 承認方式 PoW(Proof of Work)

ビットコインとは?初心者向けにわかりやすく解説!

ビットコインは、サトシ・ナカモトなる人物が2009年に『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(PDF)』という論文で発表した特異な

  • データ保持法則
  • 合意形成の仕組み

を持った電子データのことを言います。

ブロックチェーンの技術については連載企画『ブロックチェーンの未来』の下記記事をご参照ください。
[01] そもそも「ブロックチェーン」とはなんなのか?

近年では、ビットコインを筆頭に、Ethereumやその上に構築されたDAppsは、売買可能な金銭的価値を伴うことから「仮想通貨」と呼ばれ、デジタル資産としての概念を作るに至っています。
とはいえ、「仮想通貨」と聞くと、少なくない方が

  • 難しそう
  • 怪しそう

と感じているのではないでしょうか。

2018年1月26日に起きた取引所Coincheckのハッキング事件、さらに同年9月に起きた取引所zaifのハッキング事件など、ダークな面がニュースを通じて強調されてしまったというのも一因かもしれません。

「ビットコイン」の名が知れ渡るようになったのは、Coincheck・zaifより以前の2011年6月に起きた「Mt.GOX(マウントゴックス)事件」です。

【関連記事】
2011年6月 仮想通貨の消失を意味する「GOX」を生んだMt.GOX(マウントゴックス)事件

とはいえ、そんな仮想通貨の筆頭である「ビットコイン」は、世界の金融、流通などの既存システムを大きく変革する可能性を持った【技術の結晶】であることには変わりありません。

では、技術の結晶としてどんな特徴があるのでしょうか。
本記事では、ビットコインの特徴、メリット・デメリット、課題、歴史、についてわかりやすく解説してみたいと思います。

ビットコイン(BTC)の特徴は?

  • ブロックチェーン
  • マイニング
  • コンセンサスアルゴリズム

ビットコインは、上記の技術を採用した「世界ではじめての仮想通貨」です。
これら技術は、仮想通貨の基本仕様となり、現在生まれている数千もの仮想通貨は基本的に当該技術を踏襲して作られています。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、暗号化したデータ群を格納した「ブロック」を生成し、連綿と鎖(チェーン)のようにつなげたデータベースのことを言います。

これだけをみると、ただの連続したデータでしかありませんが、ブロックごとのデータを暗号化したもの(ハッシュ値といいます)を、次のブロックに含める…という点が既存のデータベースとは大きく異なっています。
常に前のブロックのハッシュ値を次のブロックに含めるメリットはなんでしょうか?

【図】

例えば、上図のように3世代前のブロックのデータが第三者によって変更されたとします。

変更された場合、ブロックチェーンには「常に前のブロックのハッシュ値を次のブロックに含める」という取り決めがあるため、データを変更したブロック以降のブロックのハッシュ値は全て変更しなければならなくなります。

直近のデータ改変ならいざ知らず、これが100世代前のブロックのデータ変更となると、それ以降の99個のブロックもハッシュ値の再計算を行わなければならなくなります。
つまり、ブロック数が増えれば増えるほど、「改ざんのコスト」が多大になり、改ざんによるメリットを上回ることが困難になるというわけです。

ビットコイン・・・というよりは、「ブロックチェーン」がデータが改ざんされないとよく言われるのは、このデータを連鎖保存させる際の仕組みに起因しているのです。
ちなみに、「改ざんされない」わけではなく、「改ざんが難しい」というのが正しい表現と言えそうです。

ビットコインの暗号化技術が…とメリットのような言われ方をする場合がありますが、ビットコインが採用している暗号「SHA-256」は、とりたてて特異な暗号技術というわけではありません。
あくまでも、ブロックのデータをハッシュ化する際の暗号方式として「SHA-256」を採用している…という言い方が正しいものになります。

マイニング

ビットコインを含むブロックチェーン上に構築されている仮想通貨は、ブロックチェーンネットワークに参加するユーザーの演算力(CPU/GPU)の供出を受けて、ブロック(データ群)を生成し鎖状につなぎあわせています。

ブロックを生成するには「ナンス値」という特定の値を見つける必要があるのですが、これを発見するための作業に膨大な演算力が必要になるというわけです。

ちなみに、ブロックチェーンネットワークに参加するユーザーは、演算力を提供する対価として、さきほどのナンス値を発見した場合に「報酬」がもらえる仕組みになっています。
ツルハシとしての「CPU/GPU」を提供することで、報酬としての仮想通貨を得る(掘る)様から、いつの頃からかこの行為は『マイニング(採掘)』と呼ばれるようになりました。

ビットコインは、約10分おきに取引履歴などのデータをブロックに格納・生成しています。このことは、10分ごとに計算力を供出したユーザーに「報酬」が支払われていることを意味します。 なお、ブロックの生成時間や報酬の多寡については、随時調整が入るようになっており、常に一律というわけではありません。

ハッシュパワーとハッシュレート

マイニング(採掘)をするためには、高機能なCPUやGPUを要しますが、この演算力のことを「ハッシュパワー」、またその値のことを「ハッシュレート」と表現します。
ハッシュパワーが多ければ多いほど、大量の計算処理ができることを意味し、それはすなわち『ブロックを生成することができる能力』と言い換えることもできます。

コンセンサスアルゴリズム

日本円やドルといった「法定通貨」は中央銀行…たとえば、日本では日本銀行、アメリカでは連邦準備理事会(FRB)が管理を行っています。
これら法定通貨は、政府の信用が裏付けとなり、通貨の価値が担保され、利用者の間で流通する・・・という仕組みがとられています。

このような方式は、管理主体が存在することから「中央集権(centerlized)」と表現されるのですが、一方で、ビットコインのブロックチェーンネットワークには、そのネットワークを管理する主体というものは存在しません。

中央集権とは対照的なことから、ビットコインは「非中央集権的(decenterlized)」であると表現されます。

ビットコインのやりとりは、国家間による障壁が存在しません(管理主体が存在しないため)。日本であれば、「外国為替及び外国貿易法」に基づき、法定通貨の持ち込みや持ち出しには制限がかかる場合がありますが、仮想通貨にはそういった煩わしい法的制限を回避できる特徴があります。
そのため、決済手段としての広がりをみせているわけですが、一方で資金移動の捕捉が困難なことから、国の円滑な徴税を難しくしている現状があります。そういったこともあり、各国ともに仮想通貨に関する法的整備を急いでいる…というわけです。

主権はネットワーク参加者に

さて、非中央集権的な形態を採用しているビットコインですが、データ(入出金の履歴)の整合性チェックや方針変更の提起(機能の拡張など)は、ブロックチェーンネットワークに参加しハッシュレートを提供しているユーザー個々人に委ねられています。

そのため、同時にリスク分散もされるようになっており、国が破綻したから、その国の法定通貨も価値がなくなってしまう(ジンバブエ的な)…という中央集権的な問題は、理論上起きないとされています。

しかしながら、ビットコインの「主権」は、その仕組み上『ハッシュパワー』の多寡で発言権(決定権)が与えられるようになっています。
ですので、ハッシュパワーが一部のブロックチェーンネットワーク上のユーザーに偏ってしまうと、データ(ブロック内のデータ)の改ざんも容易にできてしまうのです。

コンセンサスアルゴリズムは、ビットコインのように「演算力」をもとに構成される【PoW】のほか、仮想通貨の「保有量」に応じて発言権が与えられる【PoS】などがあります。 PoWは、Proof of Worksの略で、日本語では「労働による証明」と訳されることが多いようです。

ビットコインの発行枚数は有限

ビットコインの発行枚数は、2100万枚と決められています。
無限に通貨が発行されてしまった場合、インフレによりその価値が保てなくなるためです。

金や銀は、埋蔵量が有限であることによりその価値が担保されています。
ビットコインも、マイニングの仕組みなどを鑑みるに、金銀と同様の「埋蔵量」という概念のもと、その価値が毀損されることがないようにしているものと思われます。

ビットコインを持つには何が必要?

ビットコインは、そもそもブロックチェーン上の「電子データ」であり、その決済(送金など)にはインターネットが必要不可欠です。
ハードウェアウォレットに格納したビットコインを「物理的に渡す」という方法もありますが、基本的にはオンライン上でのやりとりが前提となります。

また、ビットコインを保管するには「ウォレット」という管理ソフトが必要です。
「ウォレット」は、PCにインストールするソフトウェアタイプのほか、ウェブ上で提供されるウェブサービス(ウェブウォレット)など様々な形態があります。

「ウォレット」には銀行でいう口座番号的な「アドレス」が発行される仕組みになっており、このアドレスを使って、入出金をすることになります。

送金手数料はいかに?

ビットコインは、「ウォレット」ごとに発行されるアドレス間で送金が可能です。
送金に際しては、手数料がかかる仕組みになっており、手数料の多寡によって着金までのスピードが変化します。

なぜ、スピードが変わるのか?というと、ビットコインの送金時には、その取引データをブロックに格納し生成する・・・という作業をブロックチェーン上の参加者が行っており、基本的には、報酬が多い順に処理をすることになっているためです。

マイニングによる報酬は、ブロック生成によるもののほか、送金時に送金者が支払った送金手数料も報酬の一部となっています。
また、送金時の手数料は、送金するユーザーが自身で値を設定できるようになっています。

銀行を使って送金をするよりも安い、早い・・・といった見方もありますが、ビットコインの送金手数料はビットコイン建てで支払う必要があるため、ビットコインの価格が高騰すると、手数料も大きく膨れ上がることになります。

2017年1月時点のビットコイン価格は約12万円でしたが、同年の12月には200万円まで上昇しています。
価格的には16倍になっているため、手数料額が同一であれば実質手数料も16倍…ひどい時期には、1回の送金に5,000円程度かかるときもありました(もちろん手数料の値は自分で決めるのですが、少ない手数料だと送金が完了しないのです)。

とはいえ、近年はライトニングネットワークのローンチなどによって、オフチェーン上(ブロックチェーンに記録しないこと)で高速に送金処理を行える仕組みなども開発されており、課題はあれども発展途上にあると言えます。

ビットコイン(BTC)のリスク

ビットコインは、発展途上にある一方で、

  • ハッキングによる盗難リスク
  • ウォレットの暗号鍵の紛失リスク
  • 送金ミスによる消失(いわゆる「セルフGOX」)リスク
  • 価格ボラティリティリスク

など、利用するにあたってのリスクも存在します。

たとえば、「ハッキングによる盗難リスク」。

ハッキングというと、2018年1月に起きたコインチェック事件が記憶に新しいですが、仮想通貨のハッキング対象は

  • 取引所内のウォレット
  • PCやスマホ内のウォレット
  • インターネット上のウェブウォレット

など、ウォレットの種類にあわせて多岐に渡ります。

取引所内のウォレットがハッキングされた場合は、(取引所のログイン/出金パスワードを漏らしていないのであれば)自分に非はありませんが、自身が管理するウォレットの場合は、基本的に自己責任である場合が多いです。

そのため、ハッキングを防ぐために「ハードウェアウォレット」といったUSBメモリ的なウォレットに物理的に仮想通貨(すなわち電子データ)を移してしまい、外部からのアクセスを遮断する(いわゆる「コールドウォレット」。これに対して、オンライン上のウォレットは「ホットウォレット」と呼称されます)・・・といった手法も存在します。

しかしながら、「プライベートキー」が第三者の手に渡ってしまうと、容易にウォレットの中身が復元でき、仮想通貨は抜き取られてしまいます。

いずれにしても、プライベートキーは自分以外には開示しない、かつキー情報を無くさないようにする・・・というのは鉄則です。

プライベートキーは、RPGで言うところの「復活の呪文」です。
新しく買ったPCにビットコインのウォレットをインストールしても、ビットコインは何も入っていない状態ですが、プライベートキーを読み込みすると、以前のPCのウォレット情報が復元されます。
プライベートキーは、金庫の鍵と同じですので、第三者に渡してはいけない・・・というのがよくわかるのではないでしょうか。

また、リスクには「送金ミスによる消失」というものも存在します。
ビットコインの送金は、ウォレットごとに発行できるアドレスを指定することで、送り先を決めることができます。

ただ、この送り先を間違えてしまうと、送金したビットコインが着金しないだけではなく、そのまま消失してしまうのです。
このことは、仮想通貨の消失を意味する「GOX」から派生して、自分で仮想通貨をなくしてしまうという意味で「セルフGOX」と表現されることもあります。


価格ボラティリティ(変動幅)リスク

ビットコインは、株価に比べると値動きが非常に激しい金融商品です。
2017年のビットコインの価格は、1月:12万円から12月:200万円以上の価格となり、16倍以上の急騰を見せています。

また、1日単位でも10%以上も価格が変動をする日は、決して珍しくありません。

このため、激しい値動きで大きく利益を出せるということもできますが、逆をいえばその分「損失」を出してしまうリスクがあるとも言えます。
仮想通貨に投資をする際は、価格の急激な変動によるリスクを考えて行う必要があります。

ビットコイン(BTC)の足跡

ビットコインは、今も謎に包まれているサトシ・ナカモトの論文をもとに世に誕生しました。

年月日 概要
2008年10月31日 サトシ・ナカモトがビットコインに関する論文『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』発表
2008年1月3日 ビットコイン最初のブロックが誕生
2008年1月3日 ビットコインと法定通貨での初めての交換 1BTCあたり0.09円で取引
2010年5月22日 ビットコインと商品(ピザ)の初めての交換 25ドルのピザ2枚を10,000BTCで交換
2011年6月19日 マウントゴックスのハッキング被害が発生 75万BTCと現金28億円が盗まれる。歴史上最大のビットコイン盗難事件
2013年3月19日 ビットコインATMが世界で初めて誕生 アメリカ カリフォルニア州 サンディエゴで世界初のATM誕生
2016年8月2日 ビットフィネックスのハッキング被害が発生 ハッキングにより12万BTCが盗まれる
2017年8月1日 ビットコインからハードフォークをしてビットコインキャッシュが誕生
2017年12月8日 ビットコインが史上最高値を更新 1BTCあたり200万円以上の価格となる
2018年1月30日 コインチェックで史上最大のハッキング被害が発生 ビットコインの被害ではなかったが価格は急落した

[参考] ビットコイン(BTC)を取り扱っている日本の暗号資産取引所(2019-05-19)

取引所名 取扱通貨 手数料
BTC  ETH  LiteCoin  ETC XEM  BCH(ABC)  BCH(SV) XRP  MONA QASH  Maker  Taker 
BitFlyer  × × × × 0.01 ~ 0.02%
BTC/Altcoinで異なる
Coincheck × × × 0% 0%
SBI VC × × × ×
2019年6月28日廃止
× × 0% 0%
DMM Bitcoin  × × × 0% 0%
GMOコイン  × × × × -0.01% 0.05%
FISCO × × × × × × × 0 ~ 0.3%
BTC/Altcoinで異なる
Liquid by QUOINE × × × × 0% 0%
Bitbank × × × × × × -0.05% 0.15%
Bitpoint × × × × × -0.01% 0.05%

全世界の暗号資産取引所の一覧&比較はhubexchangeの「取引所検索」をご利用ください。


日本の取引所の暗号資産別取引手数料率(現物)の一覧(2019-05-19)

取引所名 取扱通貨
BTC  ETH  LiteCoin ETC XEM  BCH(ABC)  BCH(SV) XRP  MONA QASH
BitFlyer  Maker 0.01~0.15% 0.2% 0.2% 0.2% × 0.2% × × 0.2% ×
Taker 0.01~0.15% 0.2% 0.2% 0.2% × 0.2% × × 0.2% ×
Coincheck Maker 0% 0% 0% 0% 0% 0% × 0% × ×
Taker 0% 0% 0% 0% 0% 0% × 0% × ×
SBI VC Maker 0% 0% × × × ×
2019年6月28日廃止
0% × ×
Taker 0% 0% × × × ×
2019年6月28日廃止
0% × ×
DMM Bitcoin  Maker 0% 0% 0% 0% 0% 0% × 0% × ×
Taker 0% 0% 0% 0% 0% 0% × 0% × ×
GMOコイン  Maker -0.01% -0.01% -0.01% -0.01% × -0.01% × -0.01% × ×
Taker 0.05% 0.05% 0.05% 0.05% × 0.05% × 0.05% × ×
FISCO Maker 0% × × × × 0.3% × × 0.1% ×
Taker 0.1% × × × × 0.3% × × 0.1% ×
Liquid by QUOINE Maker 0% 0% 0% × × 0% × 0% × 0%
Taker 0% 0% 0% × × 0% × 0% × 0%
Bitbank Maker -0.05% -0.05% -0.05% × × -0.05% × × × ×
Taker 0.15% 0.15% 0.15% × × 0.15% × × × ×
Bitpoint Maker 0% 0% 0% × × 0% × 0% × ×
Taker 0% 0% 0% × × 0% × 0% × ×
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hubexchangeのメディア部門を担う「編集部」の公式アカウントです。 編集長はもぐらいだー(ikenaga)。ハッキングされた取引所の事象発生から現在までを追う「ハッキング探偵」などの企画立案や執筆時マニュアルの策定などの編集部内外の標準化ツールの整備に注力中。メディア事業に興味があるアシスタント希望者求む!
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