COINEX TOKENに関する情報 | |||
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シンボル | CET | 正式名称 | COINEX TOKEN |
カテゴリ | 取引所トークン | 対応取引所数 | 9 |
現在価格 | 円 ($) | 取引量(24h) | 円 ($) |
最大発行枚数 | 9,905,128,006枚 | 循環流通枚数 | |
時価総額 | 円 ($) | 還元方式 | |
暗号方式 | 承認方式 | ||
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仮想通貨の「シーイーティー(以下「CET」と表記)」は、イギリスの海外取引所CoinEx(コインイーエックス)が発行するトークンです。
コインイーエックスは、イギリス・ロンドンに本社を置いていますが、創始者は中国人のYang Haipo(ヤン・ハイポ)氏です。2017年12月にチームでサービスを開始しました。
その運営母体は、ViaBTCという中国系の会社であり、こちらは中国の大手でマイニングプールを持っています。
マイニングプール市場では【7位】(2019年5月21日 過去24時間)。
BLOCKCHAINが提供するハッシュレート分布をみると、全体の約7.2%を握っており大規模なマイニングプールと言えます。
コインイーエックスは立ち上げ当初、世界ではじめて「ビットコインキャッシュ(BCH)」を基軸通貨に採用した海外取引所として話題となりました。
ご存知の通り、ビットコインには処理速度に関連するスケーラビリティ問題があります。
これに対し、コインイーエックスはビットコインからハードフォークによって誕生したビットコインキャッシュを採用することで問題に対応しようとしました。
BCHの特徴である「送金処理性能が高い」、「手数料が安い」という特徴に加え、当初はBCHでの取引手数料を無料にしていました。そのため、利用者が増えてもスケーラビリティ問題が起こることがなく、コインイーエックスは取引所を拡大していきました。
CoinMarketCapではコインイーエックスが持つ全ての通貨ペアが確認でき、現在の時点では148種類の取引がアクティブにされています。また、コインイーエックスは海外発の取引所ですが、現在でも日本語での利用に対応しており、英語が苦手な方でも利用することが出来ます。
CETは2018年1月にコインイーエックスから発行されたコインイーエックス独自の取引所トークンです。
hubexchange仮想通貨検索によると、2019年5月17日時点各情報は以下の通り。
仮想通貨時価総額 | 664位 |
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価格 | $0.02(2019-05-21) |
取引高(24h) | $2,041,938(約2.2億円) |
CETの構築プラットフォーム | Ethereum(イーサアリアム[$ETH]) |
発行枚数 | 100億CET |
また、コインイーエックスはDEX(Decentlralized Exchange:分散型取引所)への移行も計画しており、将来的にCETはCoinEx Chainの独自通貨になるとされています。
CETトークンの所有者は、次に説明する機能や特典を享受できます。
コインイーエックスはテイカー(Taker)/メーカー(Maker)によって別の手数料は設定しておらず、基本的には全て0.1%の取引手数料です。
Maker | 仮想通貨の売買時に、注文情報を板(気配値)に並べること。現在価格の上下の値を指定することで、「板に売買したい価格の情報を掲示」することを意味します。 |
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Taker | 仮想通貨の売買時に、すでに板(気配値)に表示されている価格を指定して注文をすることをいいます。 必ず売買できる価格をしているするため、自身が指定した注文が板にのることはありません。 |
しかし、CETを所有している場合、その取引手数料は50%引き[2]になり、実質取引手数料は0.05%ということになります。
取引所トークン保持による割引は『BINANCE(バイナンス)』も同様の仕組みになっており、取引所トークンのBNB(Binance Token)を利用することで割安になります。
該当西暦 | BNB発行後の経過年数 | 通常手数料 | BNB利用時割引率 | 割引後の実質手数料率 |
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2017年7月~2018年6月 | 1年目 | 0.1% | 50% | 0.05% |
2018年7月~2019年6月 | 2年目 | 25% | 0.075% | |
2019年7月~2020年6月 | 3年目 | 12.5% | 0.0875% | |
2020年7月~2021年6月 | 4年目 | 6.25% | 0.09375% | |
2021年7月~ | 5年目 | 0% | 0.1% |
ちなみに、現時点(2019年5月21日)ですとBNB発行から2年目にあたるので、手数料率は0.075%になっています。
10,000CET以上を保有するユーザーは、CETを一定期間口座に入れておくことで、収益の分配を受ける権利が与えられます。
コインイーエックスは毎日100万CETをリリースし、「ユーザーがロックしたCET資産÷コインイーエックスにロックされている総循環CET資産」の比率に沿ってCET保有者にシェアします。CET保有者は所持するCETをロックすればするほど、配当が増える仕組みです。
CETはVIPレベルというものを採用しています。
一定量のCETを保有するユーザーは、階層が分かれたVIPになることが可能です(CoinEx VIP1/2/3と呼ばれています)。もしくは、CETを使ってVIPメンバーシップを購入することもできます(VIP1は月に310CETなど)。
ユーザーポジション | レベル | CET保有 | CET保有割引率 | VIP割引率 | 手数料率 |
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一般 | × | -- | -- | 0.1% | |
○ | -50% | -- | 0.05% | ||
VIP | 1 | ○ | -50% | -20% | 0.04% |
2 | ○ | -50% | -50% | 0.025% | |
3 | ○ | -50% | -80% | 0.01% |
VIPのレベルによって取引手数料の割引率が80%、50%、20%と変化するようになっており、例えばVIP1の場合でCETを使って取引をすると、実質の手数料は上記表の通り、
となり、最終的に適用される割引率は【0.04%】になります。
その他、VIPのメンバーには「引き出しのアクセレレーション(高速引き出し)」「カスタマーサービス」など、特権を受ける権利もあります。[3]
CET保有者は、エアドロップインセンティブ、CoinEx Labsで主導するアクセレレータープロモなど、様々なキャンペーンに参加できるなどの特典があります。
また、友達をコインイーエックスに紹介しその友達が実際にレードを始めると、紹介者はCETを獲得できるリファラルシステムもあります。
コインイーエックスは各四半期の終わりに、四半期の取引手数料利益の50%のCETを買い戻し、バーンすることを確約しています。[4]バーンの対象となる総数は30億CETで、現在までには1.1億のCETがバーンされています。
CETは次世代で使用されるCoinEx Chainの「ガス」の代金として支払われるのに「プレインストールされたトークン」として使用されます。ユーザーはCETを使用して他のコインやトークン資産への投資または取引を行うことができます。
年月日 | 概要 |
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2018年1月 | CTE(CoinEx Token)発行 |
2018年10月下旬 | コインイーエックスの創始者ヤン・ハイポが逮捕された可能性が浮上。中国が全面禁止したICO(『チャイナ・ショック』参照)への関与が原因 |
2019年1月 | ヤンの釈放を確認[出典:5] |
CETは2018年7月4日に16円の最高値を付けていますが、2019年前半では約0.6円程度で推移していました。2019年5月17日時点では3円に上昇し若干持ち直した感があります。
CETの全供給量は100億CETです。供給の50%はコインイーエックスのチームが保有しており、その他の50%はユーザーによって使われています。[6]
Telegram | https://t.me/TheCoinEx |
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CETには現在、Telegram、Twitter、Facebookなどのコミュニティがあります。
Twitterが最もコミュニティとしては活発なツールであり、現在のフォロー数は約1万6千人となっています。
CETは他の取引所トークンと比較して、手数料の安さと還元の即時性が大きなメリットといえます。
また、預託によるCETの配当(いわゆる「ロックマイニング」「理財アカウントサービス」)にも面白みがあります。
現在、法整備の問題や柔軟性、国家的許容の高さから、暗号資産取引所の多くは「マルタ」への移転が進んいる状態です。一方で、CoinEXの本拠地はイギリスのままとなっているため、当局から”お叱り”を受けた場合は、最悪の事態も考えられます。
CoinEXの創始者ヤン・ハイポ氏は2018年中国で逮捕されたという経歴があります。該当国の規制によっては、コインイーエックス将来を左右する可能性はゼロではありません。