HUOBI TOKENに関する情報 | |||
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シンボル | HT | 正式名称 | HUOBI TOKEN |
カテゴリ | 対応取引所数 | 70 | |
現在価格 | 1,817円 ($16.96) | 取引量(24h) | 683,950,500,268円 ($6,382,576,361) |
最大発行枚数 | 500,000,000枚 | 循環流通枚数 | 186,866,518枚 |
時価総額 | 338,872,183,694円 ($3,162,330,590) | 還元方式 | |
暗号方式 | 承認方式 | ||
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Huobi Token(以降「HT」と表記)は仮想通貨取引所のHuobiが発行する取引所トークンです。
取引所トークンとは、仮想通貨取引所の運営元が発行・管理するトークン(仮想通貨)のことをいいます。
取引所トークンによっては、取引所の売買手数料の一部が配当されたり、新規上場銘柄を決定する投票権が付与されるものもあります。
取引所によるトークン発行は、取引所運営のための資金調達の1手法ともいえますが、取引所がサービスを開始していない時点でのトークン販売は、トークン購入者に還元するための原資(=売買手数料)が不明瞭(というか無い)なため、スキャムと揶揄される一因となっています。
詳しくは、hubexchangeブロックチェーンラボの記事をご参照ください。
・『取引所トークンとはなんなのか?』 / hubexchangeブロックチェーンラボ
HTを発行する海外取引所Huobi(フォビ)とは、シンガポールに本社を置く仮想通貨取引所です。
2013年に創業し、数多くある取引所の中でも「歴史がある(=実績がある)」仮想通貨取引所と言っても過言ではありません。
Huobiはもともと香港に本社を置いていたのですが、中国の仮想通貨禁止の規制から逃れる形で、シンガポールに本社を移転しました。
なお、Huobiは香港に支店を残しており、現在でも運営が続いています。
中国は、2017年9月に法人・個人問わず「ICOの実施及び参加の全面禁止」を実施。
中国の法定通貨「元」から資金が退避または、「元」の相対的な価値低価を防ぐため…と言われていましたが、これを皮切りに
2019年3月16日時点で、Huobiの24時間取引量は約621億円。
24時間取引量ランキングは17位で、取引所の規模としては中堅どころとなっています。
なお、Huobiと同じくかつて香港に拠点を置き、現在はマルタ島に移転したBinance(2017年創業)の24時間取引量は約825億円となっており、Huobiは後塵を拝している状態と言えます。
Huobiは、国を問わず自由に参加可能な取引所でしたが、2018年6月27日に方針が変わり日本人ユーザー(主に日本に居住するユーザー)に上記を表明しました。
また、ウェブサイトには上記警告が表示されており、金融庁からの指導があったことが明示されています。
一方で、日本語対応していたBINANCEはも金融庁からの指導があったと噂されていますが、早々に日本語対応を取りやめただけで、現在でも日本居住ユーザーの排除は行っていません。
この、「金融庁指導」後の2018年12月10日…Huobiは、金融庁認可の日本の仮想通貨取引所「ビットトレード(ビットトレード株式会社が運営)」を買収。
サービス名を「Huobi Japan」に変更し、Huobiグループの一員として『日本居住者向け』のサービスをリスタートするに至っています。
したがって、Huobiについては
といった世界版と日本版が存在する形になっているため注意が必要です。
比較項目 | Huobi Global | Huobi Japan |
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取扱通貨 | 190種類 | 6種類 ・BTC ・ETH ・BCH ・LTC ・MONA ・XRP |
日本居住者の利用 | × | ○ |
取引所トークン「HT」の購入 | ○ | × |
Huobi GlobalとHuobi Japanの違いは上記比較表の通りです。
特筆すべき点は、
上記3点でしょうか。
日本の取引所は、金融庁認可を得た仮想通貨交換業者が取り扱っている仮想通貨(いわゆる「ホワイトリスト」に載った仮想通貨)しか、売買ができない仕組みになっているため、Huobi Japanでは6種類しか取り扱いができないというわけです。
取り扱い可能な仮想通貨は、仮想通貨交換業者(取引所)が「今日から、この仮想通貨の取り扱いはじめます!」という宣言方式ではなく、金融庁との折衝のうえ内諾を得る(ホワイトリストへの掲載)必要があります。
なお、「内諾を得る」点については明文化されておらず、許諾フローもいまいちよくわかっていません。
ただ、マネーロンダリングに悪用されることが想定される「Monero」や「Dash」「ZCash」…といった匿名通貨は、ホワイトリスト入りは不可能だろう、と言われています(これも明文化されていません)。
また、Huobi Japanでは取引所トークンの「HT」も売買対象外となっているため、日本人がHTを購入する場合は、根本的には日本以外に居住する以外に方法はありません(知り合いに購入してもらうなどの手もありますが、契約や税金などがややこしくなることうけあいでしょう。あと、持ち逃げされたら終了です)。
HTはイーサリアムをベースとしたトークンで、ERC-20の規格を採用しています。
また、HTの時価総額は2019年3月16日時点では約89億円で、時価総額ランキングは64位となっています。
最新の時価総額は、hubexchangeの「仮想通貨検索」または「取引所検索」をご利用ください。
上記は、公式サイトの「HT紹介」ページのキャプチャですが、HT保有によるメリットは
上記5つにある、と記載されています。
というわけで、いくつか主要なメリットをご紹介していきたいと思います。
料金割引については、以前はHTを使ってVIPサービスを購入することが出来ていたのですが、ベータ版がとれた段階でサービスを終了したようでした。
なお、いまだに「VIPサービスをHTで購入することで割引が受けられる」という記載をしているサイトを見かけるので、当時のVIPサービスを掲載しておきます(終了しているのでご注意ください)。
VIPレベル | 費用(HT払い) | 売買手数料の割引率 | 適用後の売買手数料 |
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契約無し | 0HT | 0% | 0.2% |
VIP1 | 月120HT | 10% | 0.18% |
VIP2 | 月600HT | 20% | 0.16% |
VIP3 | 月1,200HT | 30% | 0.14% |
VIP4 | 月6,000HT | 40% | 0.12% |
VIP5 | 月12,000HT | 50% | 0.1% |
VIPサービスについては、2019年3月19日時点で別モノとなっており、「ダイヤモンドVIP(Diamond VIP)と「ゴールドVIP(Gold VIP)」の2パターンに統合されています。
なお、ダイヤモンドかゴールドへの分類については、現四半期のBTC保有量(日々の合計)と支払った売買手数料の額によって、分類されることが公表されています。
Huobi Diamond VIP | Huobi Gold VPI | |
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適用条件 | ・The total of daily holdings in the quarter reaches 400 BTC. (四半期のBTC保有合計量が400BTC) |
・The total trading fee in the quarter reaches 90,000 USDT. (四半期の売買手数料の支払合計額が90,000USDT[約1000万円]以上) |
・The total of daily holdings in the quarter reaches 200 BTC. (四半期のBTC保有合計量が200BTC) |
・The total trading fee in the quarter reaches 30,000 USDT. (四半期の売買手数料の支払合計額が30,000USDT[約333万円]以上) |
イベント開催時の優先招待のほか、エアドロップ(仮想通貨の無料配布)がHT保有者に提供されます。
In order to thank HT holders for contributing to Huobi, Huobi Pro will snapshot the HT assets held in user accounts at 10:30AM(GMT+8) every day between Feb 5th - Feb 7th. We will airdrop new tokens we list on Huobi.pro, worthing about 770k usd every day.
It includes, but not limited to NAS、MDS、THETA、DAT、SWFTC、GNX、SMT、ELF、QUN、WAX、BTM、MEE、DBC、PROPY、RPX、RUFF、HST、MCO、VEN、QTUM、LET、MTL、WICC、TOPC、YEE、DTA、ELA、ZLA, etc.
2018年のお知らせでは、上記のようにHuobiに上場予定の仮想通貨が特典としてエアドロップ対象となっていたようです(最近はそれも無い模様ですが…)。
Huobiはマイニング事業を手がける「Huobi Pool」という子会社をもっています。
Firecoal Mine Pool has two major businesses, the POW Mine Pool and the EOS Super Community.
The POW mine pool is dedicated to providing miners with one-stop mining services that are more profitable, quicker, and more convenient to trade. It has three unique advantages: exclusive hedging services, which can be used to obtain income in advance; mining commissions are low, and credit cards are available. Direct deduction; direct access to the currency trading platform, a key transaction.
EOS Super Community is committed to providing users with professional voting, massive information and one-stop financial services, and has three major highlights: it has the world's largest and most professional EOS voting platform, as a voting platform on the EOS chain, safe and efficient; coverage of global channels , Including EOS information; Distribution of Global Pool Points for Fire Pool, Points can vote for your favorite DAPP.
The EOS super community connects users and global EOS nodes to provide platform support for constructing EOS prosperity.
The Firecoin brand has excellent reputation and reputation in the global blockchain field.
出典:『about us』 / Huobi Poolざっくり説明すると、マイニングプール事業とEOSのコミュニティプラットフォームを運用するサービス(会社)とのことなのですが、このサービスが発行する独自トークン「Huobi Pool Token(HPT)」を「Huobi Token(HT)」のサブトークンとして定義し、HT保有者を対象にHPTの総発行枚数(100億枚)の20%にあたる20億枚を配布した実績があります。
ただ、HPT以降サブトークンの発行・配布は行われていません(ただし、サブトークンであるHPT保有者にEOSとTRXをエアドロップしたりはしている)。
HTトークンを保有するユーザーは、Huobiの運営方針を決定する投票の権利が与えられます。
その他にも、Huobiで新規に取り扱う仮想通貨の上場を決める投票なども行っており、「エコロジカルトレーディングゾーン」は仮想通貨のHUOBIへの上場の影響権限をHT保有者が持てる・・・というものです。
具体的には、仮想通貨がHuobiに上場する際に、付与された投票権で投票でき、上場審査の権限をもつということです。
基本的には”スマートコントラクト上で自動的”に投票・上場審査が行われるため、「エコロジカル」と表現されているのではないかと思います。
Huobi Globalは、四半期(3ヶ月)ごとに、20%相当の利益額を以てHTを買い戻し(buybackと表現されます)すると規定しています。
買い戻しをしたHTは、投資家保護基金用のアドレスに送金&ロックアップされ、その数量がブロックチェーン上で公開される仕組みになっています。
ロックアップとは、仮想通貨・トークンの発行元である企業および団体が、自らが発行した仮想通貨の一定量を市場に売りに出さず、凍結することを言います。
ちなみに、発行元とは関係ない第三者が仮想通貨を一定量買い占め、凍結することを「セルフロックアップ」と呼びます。
ロックアップを行う目的は、市場に出回る仮想通貨の総供給量を減らすことで仮想通貨1枚あたりの価値を上昇させることです(または、人為的に「売り」圧力をへらすことで相場への安心感・期待感を与える)。
また、投資家保護基金からも除外して消滅させる場合にはHT保有者による投票により、「バーン」という措置がとられます。
投資家保護基金とは、HTの価格が大幅に下落した場合など、HTユーザーに不利益が発生する可能性がある場合に、HTの買い支えなどに利用される基金です。
上記でいう「不利益」は、Huobiによって定義されているので、詳細はいまいちわかりませんが・・・
Huobi Globalを日本居住者が利用できない点が大きなデメリットでしょう。
HTはHuobi Globalに帰属するため、換言すればHT保有によるメリットが受けられないことにもなります。
HTはHuobi Global以外に、JEXやLbankなど海外取引所の一部で扱っており、日本居住者でも、Huobi Global以外にHTを扱う海外取引所を利用すれば購入可能です。
2018年2月9日に売り出しを始め、2018年6月6日に651円の最高値を付けています。
2019年3月27日時点では約260円程度で推移しています(⇒hubexchangeの仮想通貨検索で「Huobi Token」を見る)
huobiから一年前くらいに買ったhtトークンのおまけのポイントをbtcかイーサに返還してやるよメール来た… 今更感あるけど、ちょっと嬉しい…
— トナカイせんと君 (@doncalro) 2019年2月1日
Huobiはもともと中国の取引所で世界最大規模の取引量を誇る取引所
— のがたか (@noggylog) 2018年12月29日
国内取引所のビットトレードを買収して日本に本格参戦!
Huobiの独自トークンHTトークンは過去に1週間で3倍以上に。
※HuobiJapanでは認可がおりていないため扱われませんが。
注目度の高い取引所であることは間違いなしです。
HuobiもIEOやり始めるらしいからトークンの値段上がりそうだね。仮想通貨は取引所という中央集権に頼るしかないのか…
— Hawk (@Lord_of_TheSky) 2019年3月9日
トークン発行プラットフォームをHuobi もKucoinも準備してるな
— JBT V3 (@nyans0831) 2019年3月12日
BPも間違いなくやるだろうがスピード上げないと勝てないぞ